Pythonは動的型付け言語で、変数の型は実行時に決定されます。Pythonにはいくつかの組み込みデータ型がありますが、今回はリスト(list)と辞書(dict)に焦点を当てます。
リスト
リストは順序付けられたデータを保存するのに有効です。それぞれの要素がインデックスに紐付いて保存されます。
list1 = ['Python', 'JavaScript', 'C']
print(list1[0]) # Output: Python
リストでは他にも要素の削除や追加、インデックスや要素の検索が出来ます。
辞書
辞書(dict)は要素とその要素を検索するkeyがそれぞれ組み合わさっているデータ構造です。それぞれの要素がkeyに紐付いて保存されます。
dict1 = {'Japan': 'Japanese', 'USA': 'English', 'China': 'Chinese'}
print(dict1['Japan']) # Output: Japanese
同じ名前のkeyは同一のdict中では一回しか使えないことに注意してください。dictでは他にも要素の削除や追加、keyや要素の検索が出来ます。
リストと辞書の変換
Pythonでは、リストと辞書の間で変換を行うことが可能です。例えば、以下のように2つのリストを辞書に変換することができます。
fruits_list = ['Apple', 'Banana', 'Grape']
prices_list = [100, 150, 500]
fruits_dict = dict(zip(fruits_list, prices_list))
print(fruits_dict) # Output: {'Apple': 100, 'Banana': 150, 'Grape': 500}
このように、Pythonのリストと辞書は非常に強力で柔軟なデータ構造です。これらの理解と適切な使用は、Pythonプログラミングの効率を大幅に向上させることができます。.