Pythonは、多くのプログラミング言語と同様に、数値を扱うためのデータ型を提供しています。その中でも、整数型(int)は最も基本的なデータ型の一つです。
整数型(int)とは
整数型(int)は、Pythonで整数を扱う際のデータ型です。Pythonでは、通常のプログラミング言語のような整数型のサイズ制限がなく、メモリの許す限り大きな数を扱えます。
整数の代入と演算
Pythonでは、変数に整数を代入するのは非常に簡単です。例えば、x = 10
のように、イコール記号を使って変数に整数を代入します。
Pythonでは四則演算を直感的におこなえます。以下にいくつかの例を示します。
# 加算
result = 5 + 3
print(result) # 出力: 8
# 減算
result = 10 - 2
print(result) # 出力: 8
# 乗算
result = 4 * 6
print(result) # 出力: 24
# 除算(結果は浮動小数点数)
result = 10 / 3
print(result) # 出力: 3.3333333333333335
# 切り捨て除算(結果は整数)
result = 10 // 3
print(result) # 出力: 3
# 剰余算(余りを求める)
result = 10 % 3
print(result) # 出力: 1
# べき乗
result = 2 ** 3
print(result) # 出力: 8
整数への変換(キャスト)
Pythonでは、他のデータ型から整数への変換が可能です。例えば、文字列から整数への変換は、int()
関数を用いて行います。以下にいくつかの例を示します。
# 文字列から整数への変換
num = int("123")
print(num) # 出力: 123
# 浮動小数点数から整数への変換
num = int(123.45)
print(num) # 出力: 123
以上、Pythonの整数型(int)とその演算について簡単に説明しました。これらの基本的な知識を理解しておくことで、Pythonプログラミングの幅が広がります。