Pythonを用いた画像処理の環境構築について解説します。この記事では、Pythonのインストールから画像処理に必要なライブラリのインストールまでを行います。
Pythonのインストール
まずはPythonのインストールから始めます。Pythonの公式サイトからPythonのインストーラをダウンロードし、インストールを行います。インストールが完了したら、コマンドプロンプトを開き、「py」または「python」と入力してPythonが正しくインストールされたことを確認します。
OpenCVのインストール
次に、画像処理ライブラリであるOpenCVのインストールを行います。OpenCVは、インテルが開発・公開したオープンソースのコンピュータビジョン向けライブラリです。コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、OpenCVをインストールします。
pip install opencv-contrib-python
NumPyのインストール
NumPyは、Pythonで数値計算を効率的に行うための拡張モジュールです。OpenCVのインストールと同様に、以下のコマンドを入力してNumPyをインストールします。
pip install numpy
Pillowのインストール
最後に、Pillowという画像処理ライブラリをインストールします。Pillowは、Python Imaging Library (PIL)の後継で、各種形式の画像ファイルの読み込み・操作・保存を行う機能を提供するライブラリです。以下のコマンドでPillowをインストールします。
pip install pillow
これでPythonを用いた画像処理の環境構築が完了しました。これらの手順を踏むことで、Pythonで画像処理を行うための環境が整いました。次回からは、この環境を利用して具体的な画像処理の手法について解説していきます。