Pythonオブジェクトの中身を確認する方法

Pythonでオブジェクトの中身を確認する方法はいくつかあります。ここでは、主に2つの方法を紹介します。

1. __str__ メソッドを使用する

Pythonのクラスオブジェクトには、__str__ メソッドを定義することで、そのオブジェクトの文字列表現をカスタマイズすることができます。これにより、オブジェクトをprint関数などで出力したときに、そのオブジェクトの中身を確認することができます。

class Weather:
    def __init__(self, name, weather, temperature):
        self._name = name
        self._weather = weather
        self._temperature = temperature

    def __str__(self):
        return '地名：%s, 天気：%s, 温度：%d' % (self._name, self._weather, self._temperature)

tokyo = Weather('東京', '晴れ', 25)
print(tokyo)  # 地名：東京, 天気：晴れ, 温度：25

2. vars() 関数を使用する

vars() 関数は、オブジェクトの属性とその値を辞書形式で返します。これにより、オブジェクトの中身を一覧表示することができます。

class Weather:
    def __init__(self, name, weather, temperature):
        self._name = name
        self._weather = weather
        self._temperature = temperature

tokyo = Weather('東京', '晴れ', 25)
print(vars(tokyo))  # {'_name': '東京', '_weather': '晴れ', '_temperature': 25}

これらの方法を使えば、Pythonのオブジェクトの中身を確認することが容易になります。ただし、これらの方法はオブジェクトの内部状態を直接公開するため、適切な設計と使用が求められます。.