Pythonスクリプトに変数を渡す方法

Pythonでは、コマンドラインからスクリプトに引数を渡すことができます。これにより、ワークフローを自動化するためのスクリプトを作成することが可能になります。

コマンドライン引数の取得

Pythonでは、sysパッケージを使用してコマンドラインからスクリプトに引数を渡すことができます。コマンドラインからの情報はsys.argvに格納され、Pythonスクリプト内でアクセスすることができます。

以下に、コマンドライン引数を取得するPythonスクリプトの例を示します。

import sys
print('cmd entry:', sys.argv)

このスクリプトをmyscript.pyとして保存し、次のようにコマンドラインから呼び出します。

python myscript.py arg1 arg2 arg3

出力は次のようになります。

cmd entry: ['myscript.py', 'arg1', 'arg2', 'arg3']

sys.argvは引数を文字列のリストとして格納します。

コマンドライン引数の取得方法と格納方法を理解したら、これらの引数をスクリプトで利用する方法を見てみましょう。

以下に、各引数を反復処理してコンソールに出力する簡単な例を示します。

import sys
for arg in sys.argv[1:]:
    print(arg)

このスクリプトは、スクリプト名を除く各引数を反復処理してコンソールに出力します。

以上が、Pythonスクリプトに変数を渡す基本的な方法です。これにより、スクリプトの再利用性と柔軟性が向上します。