Pythonで使用するライブラリは、新しいバージョンがリリースされると更新が必要になることがあります。ライブラリの更新(PyPIではアップグレードといいます)は、インストールした時と同じくpipを用います。
pip自体の更新
まずはライブラリの更新に用いるpip自体も随時更新されているので、以下のコマンドによりアップグレードしておきます。
py -m pip install -U pip # または
py -m pip install --upgrade pip
新しいバージョンの有無をチェック
以下のように pip list --outdated
を実行すると新しいバージョンがリリース済みのライブラリが一覧で表示されます。
py -m pip list --outdated
ライブラリの更新
ライブラリを更新(アップグレード)するには、以下のように -U
(または --upgrade
)オプションをつけて pip intall
を実行します。
py -m pip install -U パッケージ名 # または
py -m pip install --upgrade パッケージ名
元のバージョンに戻す場合
最新版を使用してみた結果、元のバージョンに戻したいケースがたまにあります。そのような場合は、パッケージ名の後ろに ==バージョン
を指定して pip install
を実行します。
py -m pip install パッケージ名==バージョン # または
py -m pip install パッケージ名==バージョン
以上がPythonのライブラリをアップデートする基本的な手順です。これらの手順を順に実行することで、Pythonのライブラリを効率的に管理することができます。