Pythonのライブラリをオフラインでアップデートする方法について説明します。この記事は、インターネット接続が制限されている環境でPythonライブラリをアップデートする必要がある方向けです。
ステップ1: PyPIからWheelファイルをダウンロード
まずは、Python Package Index (PyPI) にアクセスし、必要なライブラリのWheelファイルをダウンロードします。この記事では、例として numpy
ライブラリを使用します。
ステップ2: ダウンロードしたWheelファイルを元にpip install
次に、ダウンロードしたWheelファイルを元に pip install
を行います。以下のコマンドを使用します。
pip install --no-deps <Wheelファイル名>
ここで、 <Wheelファイル名>
はダウンロードしたファイル名に置き換えます。例えば、 numpy
の場合、以下のようになります。
pip install --no-deps numpy-1.21.2-cp37-cp37m-win_amd64.whl
ステップ3: 関連ライブラリを同様の手順でインストール
Pythonライブラリは他のライブラリに依存していることが多いため、関連ライブラリも同様の手順でインストールする必要があります。
以上がPythonライブラリのオフラインアップデートの基本的な手順です。ただし、この方法では依存関係にあるライブラリの導入ができません。そのため、必要なライブラリ全てを個別にダウンロードし、インストールする必要があります。
この方法は少々手間がかかりますが、ネットワーク接続が制限されている環境でもPythonライブラリをアップデートすることが可能です。それぞれの環境に合わせて適切な手順を選択し、Pythonライブラリのアップデートを行ってください。