PythonをWindowsで使用する際、Pythonのライブラリやモジュールがどこにインストールされているかを知ることは重要です。この記事では、Pythonのライブラリやモジュールのインストール場所とその確認方法について解説します。
Pythonライブラリのデフォルトのインストール場所
PythonをWindowsにインストールすると、デフォルトのインストール先はユーザーディレクトリ内の AppData¥Local¥Programs¥Python の中になります。具体的には、Pythonの標準ライブラリ（標準モジュール・標準パッケージ）は、Pythonをインストールしたディレクトリにある Lib ディレクトリ（フォルダ）に格納されます。
Pythonライブラリのインストール場所の確認方法
Pythonのライブラリやモジュールがどこにインストールされているかを確認するには、Pythonを起動して sys.exec_prefix を実行すると確認できます。また、sys.executable を実行すると、Pythonの実行ファイル（python.exe）の場所が絶対パスで表示されます。
>>> import sys
>>> sys.exec_prefix
'C:¥¥Users¥¥Ichiro¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python37-32'
>>> sys.executable
'C:¥¥Users¥¥Ichiro¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python37-32¥¥python.exe'
また、Pythonのモジュールのインストール先の確認方法には pip show コマンドを使います。例えば、以下では pipenv モジュールのインストール先を確認します。
C:UsersuserDocumentstmp>pip show pipenv
Name: pipenv
Version: 2018.11.26
Summary: Python Development Workflow for Humans.
Home-page: [5](https://github.com/pypa/pipenv)
Author: Kenneth Reitz
Author-email: [email protected]
License: MIT
Location: c:usersuserappdatalocalprogramspythonpython38libsite-packages
Requires: setuptools, virtualenv, pip, virtualenv-clone, certifi
Required-by:
Location の行の通り、 c:usersuserappdatalocalprogramspythonpython38libsite-packages にインストールされていることがわかります。
Pythonライブラリのインストール先の変更方法
pip install コマンドの --prefix オプションでインストール先を変更します。例えば、以下では pipenv モジュールを vendor ディレクトリ下にインストールします。
pip install pipenv --prefix=vendor
以上がPythonのライブラリの場所とその確認方法についての解説です。これらの情報はPythonの使用において重要な知識となります。Pythonをより深く理解し、効率的に使用するためには、これらの基本的な情報を把握しておくことをおすすめします。.