Pythonにおける「関数」は、特定の処理を行い、その結果を返す仕組みです。関数は、一連の処理を再利用できるようにまとめたもので、Pythonではdef
に続いて関数を宣言します。
関数の種類
Pythonの関数は大きく分けて以下の4つに分類できます。
- 引数のある関数
- 引数のない関数
- 戻り値のある関数
- 戻り値のない関数
引数のある関数と引数のない関数
引数は、「このデータを使って処理してください」と関数にわたす値を指します。引数がない関数も存在します。
# 引数のある関数
def samurai(a, b):
print(a * b)
samurai(2, 5) # 10
# 引数のない関数
def samurai():
print('Hello')
samurai() # Hello
戻り値のある関数と戻り値のない関数
戻り値は、関数の処理が引数を使って行われた後に返ってくる値を指します。戻り値はreturn
文を用いて記述します。
# 戻り値のある関数
def samurai(a, b):
return a * b
result = samurai(2, 5)
print(result) # 10
# 戻り値のない関数
def samurai():
print('Hello')
samurai() # Hello
まとめ
Pythonの関数は、特定の処理をまとめて再利用可能にする強力なツールです。引数と戻り値を理解し、適切に活用することで、より効率的なコードを書くことができます。