Pythonで作成したプログラムを実行可能なEXEファイルに変換する際、一般的に使用されるツールの一つがPyInstallerです。しかし、PyInstallerを使用してEXEファイルを作成すると、起動が遅くなるという問題があります。

この問題は、PyInstallerがビルド時に「–onefile」オプションを指定し、「1つのEXEにまとめた」場合に発生します。このオプションを使用すると、ビルドした開発環境のライブラリをすべて取り込むため、EXEファイルのサイズが大きくなり、起動が遅くなる可能性があります。

具体的な解決策としては、以下の2つの方法があります。

  1. 「–exclude」オプションを使用して、必要のないライブラリを除外する。例えば、pyinstaller --onefile --exclude pandas example.pyのようにコマンドを実行すると、pandasライブラリを除外してEXEファイルを作成できます。

  2. 「–onefile」オプションをあきらめる。これは、特定のライブラリ(例えばpandas)を使用したツールを作成する場合に有効な方法です。ただし、「–onefile」をあきらめると、EXEファイルが複数のファイルで構成されることになります。

以上の方法を試すことで、PythonのEXEファイルの起動速度を改善することが可能です。ただし、これらの方法がすべてのケースで有効であるわけではないため、具体的な状況に応じて適切な対策を選択することが重要です。

投稿者 admin

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