Pythonの開発において、バージョン管理と仮想環境の設定は重要なステップです。この記事では、Pythonのバージョン管理ツールであるpyenv
と、パッケージ管理・仮想環境管理ツールであるPoetry
の設定方法について解説します。
Pythonバージョン管理:pyenv
pyenv
はPythonのバージョン管理ツールで、一つのマシン上で複数のバージョンのPythonを使い分けることができます。直接Pythonをインストールすると、そのマシンで使えるPythonは、そのインストールしたバージョンのみに限られてしまいます。pyenv
を使えば、都度使いたいバージョンをインストール→プロジェクトごとにバージョンの異なるPythonを使い分ける、という操作ができるようになります。
# 特定のバージョンのインストール
pyenv install 3.10.1
# インストール済み&使用中のバージョンの確認
pyenv versions
# 特定のバージョンを使用するように設定
pyenv global 3.10.1
# 特定のプロジェクト内で使用するバージョンを設定
pyenv local 3.10.1
パッケージ管理・仮想環境管理:Poetry
Poetry
はPythonのパッケージ管理ソフトで、依存関係もしっかり解決してくれます。Poetry
では、pyproject.toml
というtoml形式のファイルに、使用ライブラリとその依存関係が整理されます。
# Pythonプロジェクト作成
poetry new poetry-demo
# モジュールのインストール
poetry add <module-name>
これらのツールを使うことで、Pythonの開発環境を効率的に構築することができます。これからPythonで何かを作りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。