QGISは、地理情報システム(GIS)のためのフリーでオープンソースのデスクトップソフトウェアです。PythonコンソールはQGISの強力な機能の一つで、これを使うとQGISの操作をPythonコードで制御できます。
Pythonコンソールの開き方
QGISでPythonコンソールを開くには、CTRL+Alt+p
を押します。すると、以下のようなウィンドウが表示されます。
左上の赤で囲まれている部分が良く使うコマンドです。
- 箒マーク=コンソール上の出力結果を全て消す
- 再生マーク=pythonプログラムを実行する
- メモ帳マーク=pythonのプログラムファイルを開く
Pythonプログラムの作成と実行
メモ帳マークをクリックしてプログラムの作成を開始します。すると、新しいPythonファイルが作成されます。このPythonファイルを保存するには、再生マークの左隣にあるディスクマークを押します。そして、作成したPythonファイルを実行するためには再生マークを押します。
QGISの機能の確認
以下のコードで、ユーザーのQGISに実装されている機能を確認します。
import processing
for alg in QgsApplication.processingRegistry().algorithms():
print(alg.id(), "->", alg.displayName())
特定の機能の入力を確認
使いたい機能を実行するために必要な”入力すべきもの”を確認します。
import processing
name="使いたい機能"
processing.algorithmHelp(name)
以上がQGISでPythonコンソールを使う基本的な方法です。これを使えば、QGISの機能をPythonで自動化したり、他のPythonコードと組み合わせて一気に処理を行うことができます。.