QGISは地理情報システム(GIS)のためのデスクトップソフトウェアで、Pythonはその中で使われるプログラミング言語です。QGISでは、Pythonを使用して地理空間データを操作することができます。その一つの方法が、ベクターフォーマットへの書き込みです。
QGISのPythonライブラリには、QgsVectorFileWriter
というクラスがあります。このクラスは、ベクターファイルをディスクに書き込むための便利なクラスです。このクラスを使用する方法は2つあります:
QgsVectorFileWriter.writeAsVectorFormat(...)
という静的メソッドを呼び出す。これは、ベクターレイヤー全体を保存します。- クラスのインスタンスを作成し、
addFeature(...)
メソッドを呼び出す。
以下に、PythonでQgsVectorFileWriter
を使用してベクターファイルを書き込む基本的なコードを示します。
from qgis.core import QgsVectorFileWriter
# レイヤーを指定
layer = ...
# 出力パスを指定
output_path = ...
# ファイルを書き込む
QgsVectorFileWriter.writeAsVectorFormat(layer, output_path, "UTF-8", layer.crs(), "ESRI Shapefile")
このコードは、指定したレイヤーの内容をESRI Shapefile形式のベクターファイルとして書き込みます。
以上が、QGISとPythonを使用してベクターフォーマットに書き込む基本的な方法です。地理空間データを扱う際に、この方法が役立つことでしょう。.