QGISとVSCodeを組み合わせてPythonの開発環境を構築する方法について説明します。この組み合わせは、地理情報システム(GIS)の開発において非常に有用です。
QGISとVSCodeのインストール
まず、QGISとVSCodeをインストールします。QGISは公式サイトから、VSCodeはこちらからダウンロードできます。
デバッグ環境の準備
次に、VSCodeでのデバッグ環境を準備します。これには、ptvsd
というパッケージのインストールが必要です。OSGeo4Wのshellを起動し、以下のコマンドを実行します。
C:/OSGeo4W64/OSGeo4W.bat
py3_env
python -m ensurepip --default-pip
python -m pip install ptvsd
QGISにDebug用プラグインをインストール
QGISには、Debug用のプラグインをインストールする機能があります。プラグインの管理とインストールを起動し、debugvs
を検索してインストールします。
VSCode側のデバッグ設定を作成
VSCodeを起動し、launch.json
を作成します。このファイルには、リモートデバッグ用の設定を記述します。
{
"version": "0.2.0",
"configurations": [
{
"name": "Python: Remote Attach",
"type": "python",
"request": "attach",
"connect": {
"host": "localhost",
"port": 5678
},
"pathMappings": [
{
"localRoot": "${workspaceFolder}",
"remoteRoot": "${env:HOMEPATH}/AppData/Roaming/QGIS/QGIS3/profiles/default/python/plugins/sample_plugin"
}
],
"justMyCode": false
}
]
}
以上の手順で、QGISとVSCodeを用いたPythonの開発環境の構築が完了します。これで、地理情報システムの開発を効率的に行うことができます。.