QGISは、地理情報システム(GIS)のためのフリーでオープンソースのクロスプラットフォームデスクトップソフトウェアです。しかし、時々 “QGIS no python support detected” というエラーメッセージが表示され、プラグインのインストールやPythonコンソールへのアクセスができない問題が発生します。
原因
この問題は、QGISがPythonをサポートしていないと誤って判断することにより発生します。具体的には、QGISがPythonのバージョンを正しく認識できない場合や、Pythonのパスが正しく設定されていない場合に発生します。
解決策
以下に、この問題を解決するための一般的な手順を示します。
-
Pythonのバージョンを確認する: QGISがサポートしているPythonのバージョンと、システムにインストールされているPythonのバージョンが一致していることを確認します。
-
QGISのバージョンをダウングレードする: 最新のQGISバージョンが問題を引き起こしている場合、以前のバージョンにダウングレードすることで問題が解決することがあります。
-
Pythonのパスを確認する: Pythonのパスが正しく設定されていることを確認します。パスが正しく設定されていない場合、QGISはPythonを見つけることができず、サポートが検出されないというエラーが発生します。
-
QGISを再インストールする: すべての手段が尽きた場合、QGISを完全にアンインストールし、再度インストールすることで問題が解決することがあります。
以上の手順により、ほとんどの場合で “QGIS no python support detected” というエラーを解決することができます。それでも問題が解決しない場合は、QGISのサポートフォーラムやコミュニティに問い合わせることをお勧めします。
参考文献
- Unable to Install Plugins – No Python Support Detected #32135
- pyqgis – QGIS says Python is not supported and cannot access plugins or console
- QGIS 3.12.3 – Startup Python Error: couldnt load SIP module
- plugins – QGIS 3 broken/disabled python
- Inform users of needed packages for Plugin support #55136