OpenCVとは
OpenCVは、Intelで開発された画像処理ライブラリです。主な機能としては、フィルター処理、変形処理、フィッティング、オプティカルフロー検出、オブジェクト追跡、領域分割、カメラキャリブレーション、特徴点抽出、デプス推定、姿勢推定などがあります。
OpenCVのインストール方法
Raspberry PiにOpenCVをインストールする方法は大きく分けて2つあります。
- OpenCVのソースコードからビルドする
- ビルド済パッケージ(opencv-python)をpipでインストールする
ここでは、2の方法でインストールします。
必要なライブラリのインストール
まず、OpenCVと依存関係にあるライブラリをインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install libhdf5-dev libhdf5-serial-dev libhdf5-100
sudo apt-get install libqtgui4 libqtwebkit4 libqt4-test python3-pyqt5
sudo apt-get install libatlas-base-dev
sudo apt-get install libjasper-dev
OpenCVのインストール
次に、pipコマンドでOpenCVをインストールします。
sudo pip3 install opencv-python==4.5.1.48
以上で、Raspberry PiにOpenCVがインストールされます。
まとめ
この記事では、Raspberry PiにOpenCVをPythonでインストールする方法を紹介しました。これにより、Raspberry Piで画像処理を行うための環境が整いました。次回は、この環境を利用して具体的な画像処理の実装について解説します。お楽しみに!.