ROS (Robot Operating System) は、ロボットソフトウェアの開発を支援するフレームワークです。Pythonは、ROSで広く使用されるプログラミング言語の一つです。
ROSとPythonのバージョン確認
ROSとPythonのバージョンを確認する方法は以下の通りです。
ROSのバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用します。
rosversion -d
Pythonのバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用します。
python --version
ROSとPython3
公式にはROS1はPython2.7にしか対応していませんが、Python3でも一部の機能を使用することが可能です。具体的には、ROSのツール類(roscore, roslaunch, rosrun, catkinなど)はPython2が必要ですが、ROSノードの実行に必要なもの(rospyやstd_msgsなど)はPython3でも動作します。
Python3でROSを使用するための一般的な手順は以下の通りです。
- 公式の手順に従ってROSをインストールします。
- 仮想環境(pyenv, condaなど)を使用してPython3に切り替えます。
- 必要なパッケージをPython3のpipでインストールします。
以上の手順により、ROSのツールは標準のPython2.7で実行され、Python3で書かれた自作ノードは仮想環境上のPython3で実行される状態になります。
注意点
Python2で書かれたノードもPython3で実行されてしまいますが、仮想環境を抜けるかPython3に書き直すことで対応可能です。
以上がROSとPythonのバージョン確認、およびROSでのPython3の使用方法についての基本的な情報です。これらの情報が、ROSとPythonを使用したロボットソフトウェアの開発に役立つことを願っています。