Ubuntu 22.04 LTS Jammy JellyFishでは、Python 3.10がデフォルトでインストールされています。しかし、特定のアプリケーションやプロジェクトで古いバージョンのPythonが必要な場合もあります。この記事では、Ubuntu 22.04 LTS Jammy JellyFishでPython 3.9と3.8をインストールする方法を紹介します。
Python 3.9と3.8のインストール
以下の手順でPython 3.9と3.8をUbuntu 22.04 LTS Jammy JellyFishにインストールできます。
- システムの更新: 最新のセキュリティとパッケージバージョンを確保するために、システムの更新を行います。ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
sudo apt update && sudo apt upgrade
- 古いバージョンのPythonのPPAを追加: Ubuntu 22.04 LTS Jammy JellyFishのデフォルトのシステムリポジトリでは、Python 3.9, 3.8, 3.7などの古いバージョンは利用できません。そのため、”deadsnakes”チームが提供するPPAを追加する必要があります。
sudo apt install software-properties-common
sudo add-apt-repository ppa:deadsnakes/ppa
- インストールしたいPythonのバージョンを確認: PPAリポジトリを追加したら、ほとんどの古いPythonバージョンを一つのコマンドでインストールできます。インストールしたいバージョンが利用可能かどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
sudo apt-cache policy python3.9
sudo apt-cache policy python3.8
- Python 3.9と3.8のインストール: 追加したリポジトリを使用して、Pythonのバージョン3.9と3.8をインストールします。
sudo apt install python3.9
sudo apt install python3.8
以上で、Ubuntu 22.04 LTS Jammy JellyFishにPython 3.9と3.8をインストールすることができました。これで、特定のアプリケーションやプロジェクトで必要なPythonのバージョンを自由に切り替えて使用することができます。
参考文献
- Install Python 3.9 or 3.8 on Ubuntu 22.04 LTS Jammy JellyFish
- Ubuntu 22.04にPython3.xを複数インストールして切り替える方法(PPA・apt)
- What’s the default Python version in Ubuntu 22.04?