UbuntuでPythonとJupyter Notebookの環境を構築する方法を紹介します。この記事は、Pythonの開発環境を構築したい方や、Linuxの勉強を始めたい方に向けて書かれています。
前提条件
- VirtualBoxに仮想マシンを作成し、Ubuntu 20.04.2 LTSをインストールします。
- 最小構成でインストールの後、SSHを有効化した状態とします。
- 下記手順ではOSインストール時に設定した非rootのユーザを使用します。
pip3のインストール
- aptライブラリを最新版にします。
sudo apt -y upgrade
- Python 3のバージョンを確認します。ubuntuには最初からPythonがインストールされていますが、念のため確認しておきます。
python3 -V
- 各種ライブラリをインストールする際に必要となるので、pip3をインストールします。
sudo apt install -y python3-pip
- Jupyterのインストール後に「which is not on PATH.」というwarningが出ます。Jupyter関連でコマンド叩く事があるのか分からないのですが、念のため、PATHに追加しておきます。
export PATH=\"$HOME/.local/bin:$PATH\"
各種パッケージのインストール
pip3を使い、以下をインストールします。ライブラリは、一旦使いたいものだけインストールします。
pip3 install Jupyter
pip3 install jupyterlab
pip3 install pandas
pip3 install numpy
pip3 install SciPy
Jupyter Notebookの起動
Jupyter Notebookを起動します。オプションで、–ip=’0.0.0.0’をつける事で、仮想マシン外部からのアクセスが可能となります。
jupyter-lab --ip='0.0.0.0'
以上、UbuntuにJupyter Notebookをインストールする手順でした。この記事がPythonの開発環境を構築する際の参考になれば幸いです。