UbuntuにはデフォルトでPythonがインストールされていますが、そのバージョンは古い可能性があります。この記事では、UbuntuでPythonのバージョンをアップグレードする方法を解説します。
デフォルトのPythonバージョンの確認
まずは現在のPythonのバージョンを確認しましょう。以下のコマンドを実行します。
$ python3 -V
このコマンドを実行すると、現在のPythonのバージョンが表示されます。
Pythonの新バージョンのインストール
次に、新しいバージョンのPythonをインストールします。以下の手順で進めていきます。
- ビルド環境の準備
- ソースコードのダウンロード
- ビルドとインストール
ビルド環境の準備
まずは、ビルドに必要なツールをインストールします。以下のコマンドを実行します。
$ sudo apt update
$ sudo apt install build-essential libbz2-dev libdb-dev \\
libreadline-dev libffi-dev libgdbm-dev liblzma-dev \\
libncursesw5-dev libsqlite3-dev libssl-dev \\
zlib1g-dev uuid-dev tk-dev
ソースコードのダウンロード
次に、Pythonのソースコードをダウンロードします。以下のコマンドを実行します。
$ wget https://www.python.org/ftp/python/3.9.2/Python-3.9.2.tar.xz
ビルドとインストール
ダウンロードしたソースコードをビルドし、インストールします。以下のコマンドを実行します。
$ tar xJf Python-3.9.2.tar.xz
$ cd Python-3.9.2
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
新バージョンのPythonの確認
最後に、新しいバージョンのPythonが正しくインストールされたか確認します。以下のコマンドを実行します。
$ python3 -V
これで、Pythonのバージョンアップが完了しました。
以上がUbuntuでPythonのバージョンをアップグレードする方法です。この方法を使えば、最新のPythonを安全に利用することができます。新しいPythonを活用して、さらに効率的な開発を進めていきましょう。