UbuntuはPythonがプリインストールされているため、Pythonの開発環境を簡単に構築できます。しかし、Pythonのバージョンが古い場合やPythonがインストールされていない場合もあります。そのため、以下にUbuntuでPythonを使い始めるための基本的な手順を説明します。
Pythonのインストール
Ubuntuには最初からPythonがインストールされていますが、新規インストールではなく、古いバージョンからアップグレードしている場合、Python3とPython2が混在している可能性があります。そのため、Python3がインストールされていない場合は、以下の手順でPythonをインストールすることが推奨されています。
- Pythonの公式サイトにアクセスし、最新バージョンのPythonをダウンロードします。
- ダウンロードしたPythonのファイルを展開します。
- 展開したフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。
./configure
make
sudo make install
これでPythonのインストールは完了です。
Pythonの実行
Pythonでプログラムを作成するには、適当なテキストエディタにプログラム文を書き、ファイル名の拡張子を.pyで保存します。以下にPythonで”Hello, World!”を表示するプログラムの作成と実行の手順を示します。
- ターミナルを開き、以下のコマンドを実行して
hello.py
という名前のファイルを作成します。
nano hello.py
- 以下のPythonのコードを入力し、保存して閉じます。
print("Hello, World!")
- 以下のコマンドを実行してPythonのプログラムを実行します。
python3 hello.py
これでターミナルの画面に「Hello, World!」と表示されます。
以上がUbuntuでPythonを使い始めるための基本的な手順です。これらの手順を参考に、Pythonのプログラミングを始めてみてください。