UbuntuでPythonを使い始めるための基本的な手順を説明します。Ubuntu系のOSには最初からPythonがインストールされていますが、OS自体を新規インストールではなく、古いバージョンからアップグレードしている場合、Python3とPython2が混在している状態で様々な不具合が起きる場合もあります。

Pythonプログラムの作成と実行

Pythonでプログラムを作成するのは簡単で、適当なテキストエディタにプログラム文を書き、ファイル名の拡張子を.pyで保存します。以下に、ターミナル(端末)画面で動作するnanoというテキストエディタを使用した例を説明します。

nano hello.py

これでhello.pyという名前のファイルを作ります。次に以下のように打ち込みます。

print ("Hello, World!")

そして、ctrl + x で保存して閉じます。次に以下のコマンドを実行します。

python3 hello.py

上記のコマンドを実行すると、ターミナルの画面に「Hello, World!」と表示されます。

Python3が入っていない場合の対処法

何らかの理由でPython3が入っていない場合には、以下の手順を参考にしてください。

まずはPythonの公式サイトにアクセスします。

wget https://www.python.org/ftp/python/3.8.5/Python-3.8.5.tar.xz

上記のコマンドを実行したら、ホームディレクトリにPython-3.8.5.tar.xzというファイルがダウンロードされます。次に以下のコマンドで、ダウンロードした圧縮ファイルを展開します。

tar xJf Python-3.8.5.tar.xz

これでホームディレクトリにPython-3.8.5というフォルダが作成され、その中に色々なファイルが入っています。以下のコマンドで、新しく作成したディレクトリ(フォルダ)に移動します。

cd Python-3.8.5

そして以下のコマンドを実行します。

./configure
make
sudo make install

以上でPythonのインストールが完了します。これでPythonを使ってプログラミングを開始する準備が整いました。

参考文献

PythonをUbuntuで使う初心者向け解説 – minoruFun.

投稿者 admin

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