Pythonの仮想環境を作成し、それを活用するための手順を説明します。今回は、Ubuntu上でPythonのvenvを使用します。
Python3のインストール確認
まず、Ubuntu上でPython3がインストールされていることを確認します。以下のコマンドを実行します。
python3 -V
このコマンドを実行した後、バージョンが表示されたらPython3はすでにインストールされています。
Python仮想環境の作成
次に、Pythonの仮想環境を作成します。以下のコマンドを実行します。
python3 -m venv yourvenv
このコマンドで yourvenv という名前の仮想環境が作成されます。環境名を変更したい場合は、yourvenvを任意の名前に変更してください。
仮想環境の起動
仮想環境を作成しただけではまだ仮想環境には入っていません。以下のコマンドを実行して仮想環境に入ります。
source ./yourvenv/bin/activate
左側に（yourvenv）と表示されていれば、仮想環境に入っています。
仮想環境の終了
以下のコマンドで仮想環境を終了できます。
deactivate
deactivateは仮想環境を終了するだけで、環境そのものを削除するものではありません。そのため、再度仮想環境に入りたい場合は、source ./yourvenv/bin/activateで入りなおすことができます。
以上がUbuntu上でPythonのvenvを活用するための基本的な手順です。これにより、Pythonのプロジェクトごとに独立した環境を作成し、パッケージのバージョン管理を容易にすることができます。