Ubuntu環境でPythonを使うためには、まずPythonがどこにインストールされているかを確認する必要があります。Pythonのインタープリタは通常/usr/bin
ディレクトリに存在します。しかし、Pythonは/usr/local
以下にインストールされることがデフォルトです。
Pythonのバージョンを切り替えるためには、ターミナルから次のように入力します。
python2.7 yourfile.py # Python 2.7を使用
python3.2 yourfile.py # Python 3.2を使用
また、Pythonのインストールパスを知るためには、次のコマンドを使用します。
whereis python2.7
whereis python3.2
これらのコマンドはそれぞれのインタープリタのインストールパスを返します。
Pythonのプログラミング環境を設定するためには、venv
モジュールを使用します。このモジュールはPython 3の標準ライブラリの一部で、次のコマンドでインストールできます。
sudo apt install -y python3-venv
環境を作成するためには、次のように入力します。
python3 -m venv my_env
このコマンドはmy_env
という新しいディレクトリを作成し、その中にPythonのプログラミング環境を設定します。この環境を使用するには、activate
スクリプトを呼び出す次のコマンドを入力して起動します。
source my_env/bin/activate
これで、コマンドプロンプトの前に環境の名前が追加され、Pythonのプログラミング環境がセットアップされます。これにより、各プロジェクトが独自の依存関係を持つことができ、他のプロジェクトを中断させることなく開発を進めることができます。.