Ubuntu端末でPythonを使う方法について説明します。UbuntuはデフォルトでPython 3がインストールされています。システムにインストールされているPythonのバージョンを確認するには、以下のコマンドをターミナルで実行します。
python3 --version
このコマンドの出力は以下のようになります。
Python 3.10.6
もし、システムに別のPythonバージョンをインストールする必要がある場合は、ソースからビルドすることが推奨されます。以下に、Python 3.11をソースからビルドする手順を示します。
まず、Pythonをビルドするために必要なライブラリと依存関係をインストールします。
sudo apt update
sudo apt install build-essential zlib1g-dev libncurses5-dev libgdbm-dev libnss3-dev libssl-dev libreadline-dev libffi-dev libsqlite3-dev wget libbz2-dev
次に、Pythonのダウンロードページから最新リリースのソースコードをダウンロードします。
wget [6](https://www.python.org/ftp/python/3.11.3/Python-3.11.3.tgz)
ダウンロードが完了したら、アーカイブを展開します。
tar -xf Python-3.11.3.tgz
Pythonのソースディレクトリに移動し、configureコマンドを実行します。このスクリプトは、すべての依存関係がシステムに存在することを確認します。
cd Python-3.11.3
./configure --enable-optimizations
ビルドプロセスを開始します。
make -j 12
ビルドプロセスが完了したら、Pythonのバイナリをインストールします。
sudo make altinstall
これで、最新のPythonがシステムにインストールされ、python3.11
を実行することで使用できます。それを確認するには、以下のコマンドを実行します。
python3.11 --version
出力はPythonのバージョンを表示します。
Python 3.11.3
以上が、Ubuntu端末でPythonを使う方法になります。これにより、Pythonのプログラミング環境を自分のニーズに合わせてカスタマイズすることが可能になります。.