Pythonのリスト内包表記は、コンパクトで効率的なコードを書くための強力な手段です。特に、条件を満たす要素だけを抽出する場合には非常に便利です。以下は、特定の条件を満たす要素をリストから抽出する方法の例です。
# サンプルリスト
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
# 条件：偶数の要素だけを抽出
even_numbers = [x for x in numbers if x % 2 == 0]
# 結果の出力
print("元のリスト:", numbers)
print("偶数の要素だけ:", even_numbers)
この例では、numbersリストから偶数の要素だけを抽出しています。リスト内包表記では、if文を使用して特定の条件を指定し、その条件を満たす要素だけが新しいリストに含まれます。
同様に、他の条件に合わせてリスト内包表記を変更することができます。例えば、奇数を抽出したり、特定の範囲の値だけを抽出したりすることが可能です。
# 条件：奇数の要素だけを抽出
odd_numbers = [x for x in numbers if x % 2 != 0]
# 条件：5以上の要素だけを抽出
greater_than_five = [x for x in numbers if x > 5]
# 結果の出力
print("奇数の要素だけ:", odd_numbers)
print("5以上の要素だけ:", greater_than_five)
リスト内包表記を使うことで、シンプルかつ効果的に特定の条件を満たす要素を抽出できます。これはデータのフィルタリングや変換に役立ちます。