VSCodeはPythonのデバッグに非常に便利なツールです。特に、外部モジュールやライブラリのデバッグが可能で、これによりコードの理解やエラーの特定が容易になります。
外部モジュールのデバッグ設定
VSCodeでPythonの外部モジュールをデバッグするためには、launch.json
ファイルのjustMyCode
設定をfalse
に設定します。
{
"version": "0.2.0",
"configurations": [
{
"name": "Python: Current File",
"type": "python",
"request": "launch",
"program": "${file}",
"console": "integratedTerminal",
"justMyCode": false
}
]
}
この設定により、外部モジュールに対してステップイン実行等のデバッグが行えるようになります。
動作確認
以下のようなPythonスクリプトで動作確認を行ってみます。
import tkinter
tkinter.Tk()
print("test!")
tkinter
はPython3であれば追加でインストールしなくてもデフォルトで付属してくる外部モジュールです。tkinter.Tk()
部分は外部モジュールのメソッド呼び出しですので、通常はステップイン実行が行えません。しかし、justMyCode
をfalse
に設定しているとステップイン実行を行うことができます。
注意点
ただし、justMyCode
でデバッグできる外部ライブラリは.py
ファイルの部分のみです。Python以外で作成された.so
ファイル等で提供されているライブラリに関しては別の方法を利用する必要があります。
以上、VSCodeでPythonの外部モジュールをデバッグする方法について解説しました。この設定を活用することで、より深いコード理解と効率的なデバッグが可能となります。.