VSCodeでPythonの実行環境を指定する方法を紹介します。これは、複数のPythonプロジェクトで異なるライブラリのバージョンを使いたい場合や、特定のプロジェクトで特定のPythonバージョンを使いたい場合に役立ちます。

仮想環境の作成

まずはPythonの仮想環境を作成します。Python3.3以降では、仮想環境構築のためのモジュールが標準で搭載されています。これを利用して仮想環境を作成します。

python -m venv ~/.local/share/virtualenvs/venv1

このコマンドを実行すると、~/.local/share/virtualenvs/venv1に分離されたPython環境が作成されます。

VSCodeでのPython実行環境の選択

次に、VSCodeでPythonの実行環境を選択します。Python拡張をインストールしている状態で、Pythonのプロジェクトを開くと左下にPythonの実行環境が表示されます。これをクリックすると、先ほど作成した仮想環境が一覧に表示されます。ここから先ほど作成した仮想環境(今回の場合はvenv1)を選択します。

すると、.vscode/setting.jsonが自動生成され、python.pythonPathに仮想環境のPythonが設定されます。これで、VSCode上でPythonコードを実行すると、指定した仮想環境が使用されます。

以上がVSCodeでPythonの実行環境を指定する方法です。これにより、プロジェクトごとに異なるPython環境を使用することが可能になります。

投稿者 admin

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