Kotlinは、Javaと同じくらい強力で多機能なプログラミング言語です。その中でも、リスト内包表記はコードをより簡潔に書くための便利なテクニックです。この記事では、Kotlinでリスト内包表記を使って要素をフィルタリングする方法を紹介します。
例として、整数のリストから偶数だけを抽出する方法を見てみましょう。
fun main() {
val numbers = listOf(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10)
val evenNumbers = numbers.filter { it % 2 == 0 }
println(evenNumbers)
}
このコードでは、filter
関数を使ってリスト内の各要素に対して条件をチェックし、条件に合致する要素だけを含む新しいリストを生成します。上記の例では、it % 2 == 0
という条件で偶数をフィルタリングしています。
また、リスト内包表記を使って新しいリストを生成する方法もあります。例えば、1から10までの整数の平方数のリストを生成するコードは以下のようになります。
fun main() {
val numbers = 1..10
val squares = numbers.map { it * it }
println(squares)
}
この例では、map
関数を使って各要素を平方して新しいリストを生成しています。
Kotlinのリスト内包表記を使うことで、コードを簡潔に保ちながら、データの操作やフィルタリングを行うことができます。このテクニックは、コードの可読性を向上させ、効率的なプログラミングを実現するのに役立ちます。