xlwingsを使ってVBAからPythonを実行する方法

xlwingsは、ExcelとPythonを相互に連搐させるためのライブラリで、VBAからPythonのコードを実行する機能を提供しています。この記事では、その基本的な使い方を紹介します。

xlwingsのインストール

まずはじめに、xlwingsをインストールする必要があります。Pythonのパッケージ管理ツールであるpipを使ってインストールすることができます。

pip install xlwings

xlwingsを使ってVBAからPythonを実行するには、VBAのRunPython関数を使用します。以下にその基本的な使い方を示します。

Sub HelloWorld()
    RunPython "import hello; hello.world()"
End Sub

上記のVBAコードは、Pythonのhelloモジュールのworld関数を実行します。このworld関数は、以下のように定義されています。

# hello.py
import numpy as np
import xlwings as xw

def world():
    wb = xw.Book.caller()
    wb.sheets[0]['A1'].value = 'Hello World!'

このPythonのコードは、Excelのアクティブなワークブックの最初のシートのA1セルに”Hello World!”という文字列を書き込みます。

以上が、xlwingsを使ってVBAからPythonを実行する基本的な方法です。これにより、Pythonの豊富なライブラリをExcelから利用することが可能になり、より高度なデータ分析や処理をExcel上で行うことができます。