VSCodeはPythonの開発に非常に便利なエディターで、PEP8というPythonの標準コーディングスタイルに準拠したコードを書くためのツールが用意されています。この記事では、VSCodeでPythonとPEP8を活用する方法について詳しく説明します。
autopep8とflake8の設定
VSCodeでは、Pythonのコードフォーマットツールとしてautopep8とflake8を設定することができます。autopep8は自動でPEP8スタイルガイドに準拠するようにするフォーマッタツールで、flake8はPythonのコードチェックツールです。
autopep8は、autopep8 --in-place <filename>というコマンドを実行すると、PEP8に準拠したコードへ整形してくれます。また、設定によりファイル保存時に整形するようにできます。
flake8は、PEP8などのコーディング規約に違反したコードがないかチェックしてくれます。設定方法は、VSCodeにてautopep8とflake8を設定する方法を紹介します。
クォーテーションの統一
デフォルトのflake8では、ファイル中の「シングルクォーテーション」、「ダブルクォーテーション」の混在をチェックできません。チェックするためには、「flake8-quotes」をインストールします。
settings.jsonの設定
さらに細かな設定は「settings.json」から設定することができます。例えば、インデントをスペース2つ分をコーディング規約として設定できます。
注意点
autopep8とflake8を両方使用している人向けに、settings.jsonの「python.formatting.autopep8Args」と「python.linting.flake8Args」に設定した「–ignore=」のエラーコードが異なる場合、autopep8で自動整形してもflake8のエラー表示が消えず、二度手間のような状態になるので同じ値を推奨します。
以上がVSCodeでPythonとPEP8を活用する方法についての説明です。これらのツールを活用することで、Pythonのコーディングがより効率的になります。ぜひ試してみてください。