VS CodeでPythonのunittestを使う方法について説明します。unittestはPythonの組み込みテストフレームワークで、VS CodeのPython拡張機能でサポートされています。
unittestの基本
unittestは、特定のコード片（関数やクラスなど）をテストするためのフレームワークです。テストは、対象となるコード片をさまざまな入力で実行し、期待する出力が得られるかを確認します。
例えば、以下のようなアカウント番号のフォーマットを検証する関数があるとします。
def validate_account_number_format(account_string):
# Return False if invalid, True if valid
# ...
この関数は、任意の文字列を受け取り、その文字列が適切にフォーマットされたアカウント番号を含む場合にはTrueを、そうでない場合にはFalseを返します。
VS Codeでのunittestの設定
VS Codeでは、unittestの設定を簡単に行うことができます。以下に、その手順を示します。
- VS Codeのコマンドパレットを開きます（Ctrl + Shift + P）。
- コマンドパレットに「test」などを入力して、「Python:すべての単体テストを実行（python:Run All Tests）」を選択します。
- 「python:すべての単体テストを実行」を選択すると、テストフレームワークの設定がないと警告が出ます。その場合は、「Python:Configure Tests」を選択し、テストフレームワークとして「Unittest Standard Python test framework」を選択します。
以上で、VS Codeでのunittestの設定は完了です。
テストの実行
テストを実行するには、VS Codeのサイドバーにある「テスト中」アイコンをクリックして、テスト中表示に切り替えます。その後、テストを実行したいファイル、クラス、またはメソッドの横に表示される右向きの白三角形アイコンをクリックします。
以上が、VS CodeでPythonのunittestを使う方法になります。これにより、Pythonのコードの品質を確保し、バグを早期に発見することができます。