Pythonプログラムをexe化する方法について説明します。この記事では、PythonのライブラリであるPyInstallerを使用してPythonプログラムをexe化する方法を紹介します。
PyInstallerのインストール
まずはじめに、PyInstallerをインストールする必要があります。以下のコマンドを使用してPyInstallerをインストールできます。
pip install pyinstaller
Pythonプログラムのexe化
PyInstallerを使用してPythonプログラムをexe化するには、以下のコマンドを実行します。
pyinstaller [exe化したい.pyファイル名] --onefile
このコマンドを実行すると、distというフォルダが作成され、その中にexeファイルが生成されます。
PyInstallerのオプション
PyInstallerにはいくつかのオプションがあります。以下に主なオプションを紹介します。
--onefile: プログラムを一つにまとめるためのコマンド--noconsole: コマンドプロンプトを表示させないコマンド--icon: exe化したときのアイコンを指定するコマンド--debug all: exe実行時にデバッグするコマンド (--noconsoleは指定しないこと)--clean: PyInstallerキャッシュを消去するコマンド--exclude: 不要なライブラリを指定するコマンド--key: 暗号化に使用されるキーを指定する (難読化)コマンド
以上がPythonプログラムをexe化する基本的な手順です。これにより、Python環境がないユーザーでもPythonプログラムを実行できるようになります。