AWS LambdaとPythonを活用したサーバーレス開発入門

AWS Lambdaとは

AWS Lambdaは、AWSが提供するサーバーレスコンピューティングサービスです。コードをアップロードするだけで、AWSが必要なリソースを自動的に割り当て、スケーリング、パッチ適用などの運用作業を行います。

PythonとAWS Lambda

Pythonは、そのシンプルさと豊富なライブラリから、AWS Lambdaでよく使用される言語の一つです。AWS SDK for Python (Boto3)を使用すると、PythonからAWSの各種サービスを簡単に利用することができます。

AWS Lambda関数の作成

以下に、Pythonを使用してAWS Lambda関数を作成する基本的な手順を示します。

1. AWSマネジメントコンソールでLambdaを開き、「関数の作成」をクリックします。
2. 「一から作成」を選択します。
3. 関数名を適当に付けます。目的がわかるようにしたいので、今回は translate_lambda とします。
4. ランタイムには python3.9 を選択します。
5. その他の項目はデフォルト値のまま、「関数の作成」をクリックします。

これで、Lambda関数が作成できました。次に、Lambda関数のコードを書き換えます。

def lambda_handler(event, context):
    # ログを出力する
    print("event:", event)
    print("context:", context)

このコードを書き換えたら、「Deploy」をクリックしてコードを保存します。

まとめ

この記事では、AWS LambdaとPythonを使用したサーバーレス開発の基本的な手順を紹介しました。AWS Lambdaは、サーバーの運用やスケーリングを気にせずに、コードの実行に集中できる強力なツールです。PythonのシンプルさとAWS Lambdaの柔軟性を組み合わせることで、効率的なサーバーレスアプリケーションの開発が可能になります。