この記事では、AWSのEC2にPythonをインストールする方法を紹介します。具体的には、Pythonのバージョンを使い分けできる「pyenv」を使って、Python3.10.8をインストールする方法と、OSのシステムにPython3を直接インストールする方法の2つを説明します。
pyenvを使ってPythonをインストールする方法
- まずはgitがあるか確認します。無い方は、gitをインストールしましょう。
git --version
sudo yum install git - 次に、pyenvのインストールです。
git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
- pyenvをかんたんに呼び出せるように、パスを通します。
echo 'export PATH="$HOME/.pyenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc - pyenvでインストールできるPythonのバージョンを確認します。
pyenv install -l
- Pythonをインストールします(数分かかる)。
pyenv install 3.10.8
OSのシステムにPython3を直接インストールする方法
- OSのシステムをアップデートします。
sudo yum update
- Python3をインストールします。
sudo yum install python3 -y
以上が、AWSのEC2にPythonをインストールする方法です。Pythonをほとんど使わない人はOSのシステムにインストールしたPython3を、Pythonをガッツリ使う人はpyenvを使って作成したPython3の仮想環境を使うと覚えておいて下さい。