CentOS7にはデフォルトでPython2系がインストールされていますが、Pythonのパッケージ管理ツールであるpipはデフォルトでインストールされていません。しかし、pipはPythonで開発を行う上で非常に重要なツールであり、またaws-cliを使いたい場合などにも必要となります。そこで今回は、CentOS7上でpipをyumを使ってインストールする方法について説明します。
まず、pipをインストールするためにはEPELリポジトリを有効にする必要があります。以下のコマンドを実行することでEPELリポジトリを有効にできます。
sudo yum install -y epel-release
次に、以下のコマンドを実行することでpipをインストールできます。
sudo yum install -y python-pip --enablerepo=epel
以上でpipのインストールは完了です。これでPythonのパッケージ管理が容易になり、Pythonでの開発がよりスムーズに行えるようになります。
また、ChefやAnsibleを使用している場合は、それぞれのレシピやタスクでpipをインストールする方法もあります。以下にその方法を示します。
Chefのレシピでpipをインストールする場合は以下のようになります。
# python-pipをインストールする
package "epel-release" do
action :install
end
package "python-pip" do
action :install
options "--enablerepo=epel"
end
Ansibleのタスクでpipをインストールする場合は以下のようになります。
- name: install the latest version of epel-release
package:
name: epel-release
state: latest
- name: install the latest version of python-pip
yum:
name: python-pip
state: latest
enablerepo: epel
以上、CentOS7でPythonのパッケージ管理ツールpipをyumでインストールする方法について説明しました。これによりPythonでの開発がよりスムーズに行えるようになります。開発に役立てていただければ幸いです。.