ExcelでPythonを使い始めるには、まずセルを選択し、数式タブで「Pythonの挿入」を選択します。これにより、選択したセルにPythonの式を書くことをExcelに伝えます。または、セルで=PY関数を使用してPythonを有効にすることもできます。
Pythonがセルで有効になると、そのセルにはPYアイコンが表示されます。Pythonのセルが選択されているとき、数式バーも同じPYアイコンを表示します。
ExcelのオブジェクトをPythonのセルで参照するには、Pythonのセルが編集モードになっていることを確認し、Pythonの式に含めたいセルまたは範囲を選択します。これにより、選択したセルまたは範囲のアドレスがPythonのセルに自動的に入力されます。
Python in Excelでは、カスタムPython関数xl()を使用してExcelとPythonの間でインターフェースを提供します。xl()関数は、範囲、テーブル、クエリ、名前などのExcelオブジェクトを受け入れます。また、xl()関数を使用してPythonのセルに直接参照を入力することもできます。例えば、セルA1を参照するにはxl(“A1”)を使用し、範囲B1:C4を参照するにはxl(“B1:C4”)を使用します。ヘッダー付きの名前MyTableのテーブルを参照するには、xl(“MyTable [#All]”, headers=True)を使用します。[#All]指定子は、Pythonの式でテーブル全体が分析されることを保証し、headers=Trueはテーブルヘッダーが正しく処理されることを保証します。
以上がExcelでPythonを始める基本的な手順です。これらの手順を踏むことで、Excelの中でPythonのコードを書き、実行することができます。これにより、Excelのデータをより効率的に処理したり、分析したりすることが可能になります。