2023年8月23日、Microsoft社はExcel上でPythonを実行可能にした「Python in Excel」を発表しました。しかし、一般ユーザーがいつ使えるかはまだ不明です。Python in Excelは、8/23よりパブリックプレビュー版として公開されました。
Python in Excelの機能は多岐にわたります。Excel上でPythonコードを実行する際、その処理はMicrosoftのクラウドサービス上で動きます。Python in ExcelではPythonがクラウド上で実行されるため環境構築の必要はありません。
Excel上でPythonコードを実行するには、Excelのメニューから「Insert Python (Pythonを挿入する)」を押すか、セルに 「=PY」 と入力します。Python in Excelでは、以下の5つのライブラリがデフォルトでインストールされています。
- numpy（数値計算）
- pandas（データ解析）
- matplotlib（グラフ描画）
- statsmodels（統計解析）
- seaborn（データ可視化）
しかし、スクレイピングやローカルファイルの操作はできないという制限もあります。また、Python in ExcelからVBAにはアクセスできないとのことです。
以上の情報を踏まえて、Python in Excelの利用を考える際には、これらの特性と制限を理解した上で、適切な用途を見つけることが重要となります。