Pythonは非常に人気のあるクロスプラットフォームのオブジェクト指向プログラミング言語で、GentooのPortage、eselect、equeryなどの多くのツールを動かしています。Pythonの仮想環境を作成・管理するためのツールとしてvenvがあります。
PythonとGentoo
GentooではPythonは非常に重要な役割を果たしており、新しい機能を追加したりバージョンをアップグレードしたりするためにPythonを再コンパイルする必要がある場合があります。
venvとは
venvはPythonの仮想環境を手軽に作成・管理することができるツールです。Pythonバージョン3.3以降の標準ライブラリとして提供されており、バージョン3.3以降のPythonをインストール済みの方はvenvを別途インストールすることなく利用可能です。
venvの使い方
以下にvenvの基本的な使い方を示します。
仮想環境の作成
プロジェクト直下に移動後、以下のコマンドを実行するとプロジェクト内に指定した仮想環境名のフォルダが作成されます。
python -m venv [仮想環境名]
仮想環境のアクティベート
次に、以下のコマンドを使って仮想環境をアクティベートします。
Linux, Macの場合:
source [仮想環境名]/bin/activate
Windowsの場合:
.\\[仮想環境名]\\Scripts\\activate
パッケージのインストール
仮想環境がアクティブになっている状態で必要なパッケージをpip installしていくと自動的に仮想環境にインストールされます。
仮想環境のディアクティベート
仮想環境の使用を終了したい場合は以下のコマンドで仮想環境を抜けることができます。
deactivate
以上がGentooとPythonのvenvの基本的な使い方になります。これらの情報を元に、Pythonの開発環境を整えてみてください。