Jupyter Notebookは、段階的にプログラムを実行し、データ分析作業を行える対話型ブラウザ実行環境です。Pythonのコードを書く際には、自作のモジュール(.py)をインポートして使うことがよくあります。しかし、モジュールをインポートする際にはいくつかの注意点があります。
ディレクトリ構成
まず、モジュールをインポートする前に、ディレクトリの構成を確認しておきます。例えば、以下のようなディレクトリ構成を考えてみましょう。
project/
│
├── notebook/
│ └── test.ipynb
│
└── hellomod.py
この場合、test.ipynb
からhellomod.py
をインポートしたいと思います。
モジュール検索パス
次に、モジュール検索パスを理解する必要があります。Pythonがモジュールをインポートするとき、sys.path
にあるディレクトリからしかモジュールをインポートできない。
以下のコードでsys.path
の中身を確認してみましょう。
import pprint
import sys
pprint.pprint(sys.path)
モジュールのインポート
最後に、モジュールをインポートします。sys.path
にモジュールのあるディレクトリを追加した後、通常通りにモジュールをインポートできます。
sys.path.append('/path/to/project')
import hellomod
以上が、Jupyter NotebookでPythonファイルをインポートする方法です。この方法を使えば、自作のモジュールを自由にインポートして、コードの再利用性を高めることができます。