Pythonは多くのLinuxディストリビューションでデフォルトでインストールされていますが、特定のバージョンを使用したい場合や最新バージョンを試したい場合など、ソースからPythonをインストールすることがあります。しかし、ソースからインストールしたPythonをアンインストールする方法は少し複雑です。
make uninstallを使用する
ソースからインストールしたPythonをアンインストールする最も一般的な方法は、make uninstall
コマンドを使用することです。しかし、すべてのソフトウェアがmake uninstall
に対応しているわけではなく、削除できないものも多いです。
以下に、make uninstall
を使用してPythonをアンインストールする手順を示します。
$ su - # root権限になります。
# パスワード: # rootパスワードを入力します(入力するパスワードは表示されません)
# cd /path/to/python/source # ソースファイルを展開しているディレクトリに移動します。
# make uninstall # make uninstallでアンインストールを実行します。
手動でアンインストールする
make uninstall
が使用できない場合でも、手作業で削除することが可能です。具体的な手順はソフトウェアによりますが、基本的にはインストール時に作成されたファイルやディレクトリを手動で削除します。
注意点
make uninstall
を使用しても、一部のディレクトリは削除されずに残ることがあります。また、実行ファイル等は削除されても、データは削除されないことがあります。再インストールすれば、再利用できる可能性があります。
以上が、LinuxでソースからインストールしたPythonをアンインストールする方法です。この情報が皆さんの役に立てば幸いです。