AnacondaとM1 Mac
AnacondaはPythonとRのためのフリーでオープンソースなディストリビューションで、大規模なデータ処理、予測分析、科学計算を目指しています。しかし、AppleのM1チップは新しいアーキテクチャを採用しており、一部のソフトウェアはこの新しい環境で動作するように更新する必要があります。
2022年5月にAnacondaはApple M1のARM64アーキテクチャをネイティブにサポートする新バージョンをリリースしました。これにより、M1 MacユーザーはM1の計算効率を享受し、ワークフローを20%高速化することができます。
しかし、macOS M1はまだQtをサポートしていないため、Anaconda NavigatorとSpyderは利用できません。
Anacondaのインストール
Anacondaのインストールは公式HPから可能です。ただし、M1 Macではpyenv経由でのAnacondaのインストールはできません。これはarm64に対応していないライブラリが含まれているためです。
Miniforgeの利用
Miniforgeは新しいcondaインストーラーの一つで、M1 Macでも利用可能です。Anacondaとは異なり、多くのパッケージを含まないため、容量は非常にコンパクトです。必要なパッケージが出てきた際にはcondaコマンドでインストール可能です。
まとめ
M1 MacでPythonとAnacondaの環境を構築する方法はいくつかあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、自分のニーズに最も適した方法を選択することが重要です。今後もM1 Macのサポートは改善されていくと考えられますので、最新の情報をチェックすることをお勧めします。.