M1 MacでのAnaconda導入
M1 Macの環境構築についてです。理工系の研究でよく用いられるディストリビューションである「Anaconda」の導入について説明します。AnacondaはPythonだけでなく、数値計算で必ずと言っていいほど利用する”numpy”や”scipy”などのライブラリが最初から入っていますし,シンプルで使いやすいIDE「spyder」や「jupyter」も入っています。
しかし、M1 Macではpyenv経由でAnacondaをインストールすることは出来ません。これはarm64に対応してないライブラリが含まれているためのようです。
公式HPからAnacondaを導入しよう
公式HPからインストールすることは可能です。手順は非常に簡単で,まず公式HPの「Get Started」をクリックします。その後、「Download Anaconda Installers」をクリックします。そして、MacOSのGraphical Installerからインストーラをダウンロードします。
最小限の構成で良ければMiniforgeを入れよう
Miniforgeとは新しめのcondaインストーラーの1つで,試したところこちらはM1 Macでも利用できました。Anacondaと違ってあまり多くのパッケージを含みませんが,容量としては非常にコンパクトですし,必要なパッケージが出てきた際にはcondaコマンドでインストール可能です。
まとめ
今回はM1チップ搭載のMacでAnacondaやMiniforgeの環境構築の方法を紹介しました。今までAnacondaを入れてspyderを使ってpythonを書いていたのですが,今回Atom+Miniforgeで開発環境を整えてみると割と使いやすいように感じました。.