Pythonの開発において、プロジェクトごとにPythonのバージョンや依存パッケージを使い分けることは重要です。この記事では、Macでpyenvとvenvを用いてPythonの仮想環境を構築し、特定のPythonバージョンを指定する方法について説明します。
pyenvのインストール
まずは、Pythonのバージョン管理ツールであるpyenvをインストールします。Homebrewを使用してpyenvをインストールします。
$ brew install pyenv
インストールが完了したら、pyenvのパスを通します。
$ echo 'export PYENV_ROOT=\"$HOME/.pyenv\"' >> ~/.zshrc
$ echo 'export PATH=\"$PYENV_ROOT/bin:$PATH\"' >> ~/.zshrc
$ echo -e 'if command -v pyenv 1>/dev/null 2>&1; then\\n eval \"$(pyenv init -)\"\\nfi' >> ~/.zshrc
$ source ~/.zshrc
Pythonのバージョン指定
pyenvで提供されているバージョンの一覧を取得します。
$ pyenv install --list
上記コマンドで示されたリストから、バージョンを指定してインストールします。
$ pyenv install 3.7.3
仮想環境の作成
次に、venvで仮想環境を作成します。
$ python -m venv <仮想環境名>
作成した仮想環境をアクティベートします。
$ source <仮想環境名>/bin/activate
以上で、Pythonの仮想環境の構築とバージョン指定が完了しました。これにより、プロジェクトごとにPythonのバージョンや依存パッケージを使い分けることが可能になります。