Pythonは多くのプラットフォームで利用できる汎用的なプログラミング言語で、そのシンプルな文法は初心者にも理解しやすく、Macの使いやすい開発環境と相性が良いため、Macユーザーにも広く採用されています。しかし、Pythonを一度インストールした後で、何らかの理由でアンインストールしたいと思うこともあるでしょう。この記事では、MacからPythonを完全にアンインストールする方法を解説します。
ユーザーがインストールしたPythonのアンインストール
ユーザー自身でダウンロード・インストールしたPythonをアンインストールする手順は以下の通りです。
- Pythonのアプリを削除する: Macの「アプリケーション」フォルダからPythonのアプリを削除します。
- アプリに関係するフォルダを削除する: アプリに関係するフォルダは「Macintosh HD」→「ライブラリ」→「Frameworks」の「Python.framework」です。
- シンボリックリンクを削除する: シンボリックリンクとは、ファイルやフォルダへのショートカットのようなものです。
- パスを削除する: パスとは、文字列のデータのことでこちらも削除します。
- バックアップ用のファイルを削除する(ファイルがある場合のみ対応): 手順4の「.bash_profile」のバックアップ「.bash_profile.pysave」が存在する場合があります。
- アンインストールされたかを確認する: 念のためにPythonがアンインストールされたかを確認します。
Macに元々インストールされているPythonのアンインストール
macOS Monterey 12.3以前のMacにはデフォルトで「Python2.7」がインストールされています。アンインストールするには以下の「Python」フォルダを削除しましょう。
注意事項
古いmacOSでは、システムなどでPython2.7を使用している可能性があります。削除する前に最新のOSにアップデートするなどして対応しましょう。
以上、MacからPythonをアンインストールする方法について解説しました。Pythonのアンインストールはアプリの削除だけでは足りず、ターミナルでの作業が発生するため難しいと感じる方もいるでしょう。しかし、手順の通りにひとつずつ進めていけば、確実にアンインストールできます。Pythonを完全にアンインストールしたい方は、ぜひ本記事の手順を参考にしながら試してみてください。