Pythonは一般的なアプリと同様に「Windowsの設定」からアンインストールできますが、関連するファイルが一部残ってしまいます。特にpip関連の不具合で再インストールしたい場合は、この残存するファイルが支障となることがあります。
アンインストールの実行
Pythonをアンインストールするには、Windowsの設定の「アプリと機能」で行う方法と、「Pythonのインストーラー」を用いる2通りの方法があります。
Windowsの設定の「アプリと機能」を用いる方法
- Windows10で「+x」をキーボードで押すとメニューが表示されるので、Fキーを押して「アプリと機能」を選択します。
- 表示されるアプリの一覧から、アンインストールするPythonをクリックすると以下のように「変更」と「アンインストール」のボタンが表示されるので、アンインストールをクリックします。
Pythonのインストーラーを用いる方法
- インストーラーでもアンインストールできます。ただし、インストーラーはインストールした時と同じバージョンのものを使用してください。
- インストーラーを起動すると以下の画面が表示されるのでUninstallをクリックします。
関連フォルダを手動で削除
上記のアンインストールを実行しても、関連ファイルが一部残ってしまうので手動で削除します。
- エクスプローラーを起動して、以下の2つのフォルダを削除します。
- C:¥Users¥<ユーザー名>¥AppData¥Local¥Programs¥Python 内の該当バージョンのフォルダ
- C:¥Users¥<ユーザー名>¥AppData¥Local¥pip
環境変数PathからPythonフォルダを削除
独自に登録している場合は削除しておきます。
- 「+Pause/Break」をキーボードで押す
- 「コントロールパネル ▶ システムとセキュリティ ▶ システム」の画面が表示される
- 左のメニューから「システムの詳細設定」を選択
- 表示される画面にある「環境変数」のボタンをクリック
- 以下の2つのパスを選択して、削除をクリックします。
- C:¥User¥<ユーザー名>¥AppData¥Local¥Programs¥Python¥Python38-32¥
- C:¥User¥<ユーザー名>¥AppData¥Local¥Programs¥Python¥Python38-32¥Scripts¥
これでPythonのアンインストールが完了しました。