NumPyのlinspace
関数は、指定した区間を等間隔で分割した数列を生成するための便利なツールです。この記事では、その使い方について詳しく解説します。
linspace関数の基本的な使い方
linspace
関数の基本的な使い方は以下の通りです。
import numpy as np
np.linspace(start, stop, num=50, endpoint=True, retstep=False, dtype=None)
ここで、各パラメータの意味は次のとおりです。
start
: 数列の始点を指定します。stop
: 数列の終点を指定します。num
: 生成する配列の要素数を指定します。デフォルトは50です。endpoint
: 生成する数列において、stop
を要素に含むかどうか指定します。True
なら含み、False
なら含みません。デフォルトはTrue
です。retstep
: 生成された配列の後に公差を表示するかどうか指定します。True
なら表示し、False
なら非表示です。デフォルトはFalse
です。dtype
: 出力された配列のデータ型を指定します。dtype
が指定されない場合、データ型は基本的にはfloat
になります。
linspace関数の使用例
以下に、linspace
関数の使用例をいくつか示します。
# 0から1までの区間を50等分する
np.linspace(0, 1)
# 0から49までの区間を50等分する(つまり、等差は1)
np.linspace(0, 49)
# 0から2までの区間を3等分する
np.linspace(0, 2, 3)
# 0から2までの区間を3等分する(ただし、2を含まない)
np.linspace(0, 2, num=3, endpoint=False)
以上が、NumPyのlinspace
関数の基本的な使い方と使用例です。この関数を使うことで、線形に等間隔な数列を簡単に生成することができます。ぜひ活用してみてください。