NumPyのnp.outer
関数は、2つのベクトルの外積を計算するための関数です。この関数は、2つの1次元ベクトルの要素同士の掛け合わせ全ての組み合わせを2次元配列の要素にして返します。
np.outer関数の基本的な使い方
まずは、np.outer
関数の基本的な使い方を見てみましょう。
import numpy as np
a = np.array([1, 2, 3])
b = np.array([4, 5, 6])
outer_product = np.outer(a, b)
print(outer_product)
このコードを実行すると、以下のような結果が得られます。
[[ 4 5 6]
[ 8 10 12]
[12 15 18]]
この結果は、ベクトルa
の各要素とベクトルb
の各要素の積を要素とする2次元配列です。
np.outer関数の詳細
np.outer
関数のシグネチャは以下の通りです。
numpy.outer(a, b, out=None)
ここで、
– a
は第一の入力ベクトルで、1次元でなければ1次元に変換されます。
– b
は第二の入力ベクトルで、1次元でなければ1次元に変換されます。
– out
は結果を格納する配列を指定します。
np.outer
関数は、out[i, j] = a[i] * b[j]
となるような2次元配列を返します。
以上、NumPyのnp.outer
関数の使い方について解説しました。この関数を使うことで、2つのベクトルの外積を簡単に計算することができます。データ分析や機械学習の分野で、ベクトルの外積が必要な場面は多いので、ぜひ覚えておきましょう。.