PyCharmでは、プロジェクト固有の分離された仮想環境を作成するために、virtualenvツールを使用することが可能です。virtualenvツールはPyCharmにバンドルされているため、ユーザーがそれをインストールする必要はありません。Python 3.3以降では、サードパーティのvirtualenvユーティリティの代わりに、組み込みのvenvモジュールが使用されます。
以下に、新しい仮想環境を作成する方法を示します。
- Pythonインタープリターセレクタをクリックし、新しいインタープリタを追加を選択します。
- 設定を開くためにCtrl Alt 0Sを押し、プロジェクト: <プロジェクト名> | Pythonインタープリターに移動します。
- 利用可能なインタープリターのリストの隣にあるインタープリターを追加のリンクをクリックします。
- Pythonインタープリターセレクタをクリックし、インタープリター設定を選択します。
- 利用可能なインタープリターのリストの隣にあるインタープリターを追加のリンクをクリックします。
- ローカルインタープリターを追加を選択します。
- Pythonインタープリターダイアログの左側のペインで、Virtualenv環境を選択します。
次に、新しい仮想環境を作成するか、既存のものを使用するかによって、次のアクションが異なります。
- 新しい仮想環境: 新しい仮想環境の場所をLocationフィールドに指定します。または、ファイルシステムで目的の場所を探すためにクリックしてブラウズします。新しい仮想環境のディレクトリは空であるべきです。リストから基本インタープリターを選択するか、ファイルシステムで目的のPython実行可能ファイルを見つけるためにクリックします。マシン上のグローバルPythonにインストールされたすべてのパッケージを作成する仮想環境に追加したい場合は、Inherit global site-packagesチェックボックスを選択します。このチェックボックスは、virtualenvツールの–system-site-packagesオプションに対応しています。
- 既存の仮想環境: リストから目的のインタープリターを選択します。目的のインタープリターがリストにない場合は、クリックして、目的のPython実行可能ファイルを探します(例えば、macOSではvenv/bin/python、Windowsではvenv\Scripts\python.exe)。選択した仮想環境は、現在のプロジェクトで再利用されます。
以上の手順を完了すると、仮想環境が作成されます。仮想環境が作成されたら、OKをクリックしてタスクを完了します。PyCharmがInvalid environmentの警告を表示した場合は、指定したPythonバイナリがファイルシステムに存在しないか、Pythonのバージョンがサポートされていないことを意味します。Pythonのパスを確認し、必要であれば新しいバージョンをインストールします。
以上が、PyCharmでPythonのvenvを有効にする方法についての記事です。この情報が役立つことを願っています。.