Python 3.10 の with ステートメントで複数のオブジェクトを扱う

Python 3.10 では、with ステートメントが拡張され、複数のオブジェクトを扱うことが容易になりました。

複数のオブジェクトを扱う

Python 3.1 以降、with ステートメントはカンマ区切りで指定することにより複数のオブジェクトを扱うことができます。以下にその例を示します。

with open("file1.txt", mode="w") as f1, open("file2.txt", mode="w") as f2:
    f1.write("This is file1")
    f2.write("This is file2")

Python 3.10 の新機能

Python 3.10 では、括弧で囲うことで複数行にまたがって書けるようになりました。以下にその例を示します。

with (
    open("file1.txt", mode="w") as f1,
    open("file2.txt", mode="w") as f2,
):
    f1.write("This is file1")
    f2.write("This is file2")

この新機能により、with ステートメントの行が非常に長くなることを防ぎ、コードの可読性を向上させることができます。

以上、Python 3.10 の with ステートメントの新機能について解説しました。この新機能を活用して、より効率的なコードを書くことができます。